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Kindle Unlimitedで新潮社の名作・人気作が8/31まで期間限定読み放題!映像化された作品もあるよ~!

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てぇへんだてぇへんだ~!
Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で、新潮社の名作・人気作が期間限定で読み放題になってるよ!

期間は2023/8/31まで。
さあすぐ読んで!
1ヶ月で全部読もうと思ったら時間が足りないよ!

とりあえず、対象になってる書籍を一覧で紹介だ!



以下、星の数は記事執筆時点(2023年8月)のものです。
並びは著者名五十音順。

目次:
著者名:あ行
著者名:か行
著者名:さ行
著者名:た行
著者名:な行
著者名:は行
著者名:ま行
著者名:や行

著者名:あ行


『許されようとは思いません(新潮文庫)』(芦沢央)

超弩級のどんでん返し、5連発!!
ミステリーランキングを席巻した傑作短編集が遂に文庫化。
2019年本屋大賞ノミネート『火のないところに煙は』で話題沸騰の著者の飛躍作を読み逃しなく!

絶賛の声、声、声!
実に緊密で、サスペンスに満ちていて、どんでん返しも鮮やかだ。(共同通信)――池上冬樹
ミステリー短篇の醍醐味をたっぷり味わえる一冊(「SPRiNG」2016年9月号)――瀧井朝世
とにかく最良にして極上。(「小説新潮」2016年8月号)――村上貴史
連城三紀彦から米澤穂信『満願』へと流れた血が、さらにいまここに受け継がれた(「STORY BOX」2016年8月号)――宇田川拓也

「これでおまえも一人前だな」
入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。
上司にも褒められ、誇らしい気持ちに。
だが売上伝票を見返して全身が強張る。
本来の注文の11倍もの誤受注をしていた――。
躍進中の子役とその祖母、凄惨な運命を作品に刻む画家、
姉の逮捕に混乱する主婦、祖母の納骨のため寒村を訪れた青年。
人の心に潜む闇を巧緻なミステリーに昇華させた5編。


『火のないところに煙は(新潮文庫)』(芦沢央) 

この恐怖、一生モノ。
2019年本屋大賞ノミネート!
静岡書店大賞受賞!
山本周五郎賞ノミネート!
週刊文春ミステリーベスト10国内部門第5位!
このミステリーがすごい!国内編第10位!
ミステリが読みたい!国内篇第7位!
ミステリ×実話怪談の奇跡的融合で絶賛を浴びた注目作がついに文庫化。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。忘れたいと封印し続けていた痛ましい喪失は、まさにその土地で起こったのだ。私は迷いながらも、真実を知るために過去の体験を執筆するが……。謎と恐怖が絡み合い、驚愕の結末を更新しながら、直視できない真相へと疾走する。読み終えたとき、怪異はもはや、他人事ではない――。(解説・千街晶之)


『ゴールデンスランバー(新潮文庫)』(伊坂幸太郎) 

俺は犯人じゃない! 巨大な陰謀に追い詰められた男。スリル炸裂超弩級エンタテインメント。山本周五郎賞、本屋大賞ダブル受賞。
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない──。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。(解説・木村俊介)


『月まで三キロ(新潮文庫)』(伊与原新) 

全6編を収録したこの短編集は、それぞれに多彩な魅力に富んでいて、単行本発売以来、どれも人気を集めています。いわばハズレのない短編集なのですが、とりわけ人気の高いのは「エイリアンの食堂」。
舞台はつくば市にある食堂。ここは妻を亡くした男が切り盛りする定食屋なのですが、「エイリアン」とは、そこに来る風変わりな女性客。毎晩決まった時刻に来店しては、ひとりで定食を注文する。男の一人娘の鈴花はひそかにあだ名をつけるのですが、はたしてこの女性の素顔とは。作品のごく一部をご紹介します――。

プレアさんはもとの澄まし顔に戻り、ルーペのひもを首にかけた。
「(前略)これさえあれば、わたしは、どこにいても大丈夫」
「どこにいても?」
「そう。ジャングルでも砂漠でも、工場のラインでもネオン街でも。このルーペをのぞけば、そこにわたしの本当の居場所が見える。これをもらった頃のわたしに戻れる。わたしがわたしでい続ける勇気をくれる」
毎晩ひとり、定刻に定食だけを食べて帰る「プレアさん」は、世間的には孤独な女性にみえます。でも、読み進めるうちに、「ある情熱」が彼女の芯に燃えているのがわかってくる。そして、すべてが明らかになるとき、登場人物たちはみな、今まで想像もしなかった関係性のなかに、自分を発見するのです。
他の5編もふくめて、人物たちの変化に心うるおう物語ばかりです。お楽しみください!


『僕の人生には事件が起きない』(岩井勇気) 

段ボール箱をカッターで一心不乱に切り刻んだかと思えば、組み立て式の棚は完成できぬまま放置。「食べログ」低評価店の惨状に驚愕しつつ、歯医者の予約はことごとく忘れ、野球場で予想外のアクシデントに遭遇する……事件が起きないはずの「ありふれた人生」に何かが起こる、人気エッセイ集! 自筆イラストも満載。


『甲子園という病(新潮新書)』(氏原英明) 

甲子園はいつもドラマに事欠かないが、背後の「不都合な真実」に光が当たることは少ない。本来高校野球は「部活」であり「教育の一環」である。勝利至上主義の指導者が、絶対服従を要求して「考えない選手」を量産したり、肩や肘を壊してもエースに投げさせたりするシステムは根本的に間違っている。監督・選手に徹底取材。甲子園の魅力と魔力を知り尽くしたジャーナリストによる「甲子園改革」の提言。


『甲子園は通過点です―勝利至上主義と決別した男たち―(新潮新書)』(氏原英明) 

「メジャーを目指しているので、頑張るのはそこじゃない」。高校野球の現場で進む変化を追う。
二〇一九年夏、岩手県大会の決勝で大船渡高校のエース、佐々木朗希が登板を回避したことは、賛否の論議を呼んだ。それは突き詰めると、「甲子園にすべてを捧げる」か「将来の可能性を取る」かの選択に他ならない。「負けたら終わり」のトーナメント方式の中で、どう選手を守り、成長させていくのか。球数制限、丸坊主の廃止、科学的なトレーニングの導入など、新たな取り組みを始めた当事者たちの姿を追う。


『死者の奢り・飼育(新潮文庫)』(大江健三郎) 

死体処理室の水槽に浮沈する死骸群に託した屈折ある抒情「死者の奢り」、療養所の厚い壁に閉じこめられた脊椎カリエスの少年たちの哀歌「他人の足」、黒人兵と寒村の子供たちとの無残な悲劇「飼育」、傍観者への嫌悪と侮蔑をこめた「人間の羊」など6編を収める。“閉ざされた壁のなかに生きている状態”を論理的な骨格と動的なうねりをもつ文体で描いた、芥川賞受賞当時の輝ける作品集。


『ロケット・ササキ―ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正―(新潮文庫)』(大西康之) 

こんなスケールの大きい日本人が本当にいた!
――ソフトバンクグループ孫正義会長(解説より)
電子立国・日本の礎を築いたスーパー・サラリーマンの物語

敗戦から高度成長期にかけて、デジタル産業の黎明期に、常に世界の最先端を突っ走ったスーパー・サラリーマンがいた。シャープの技術トップとして、トランジスタからLSI、液晶パネルと当時のハイテクを導入して苛烈な「電卓戦争」を勝ち抜き、電子立国・日本の礎を築いた佐々木正。インテル創業者が頼り、ジョブズが憧れ、孫正義を見出し、サムスンを救った「伝説の技術者」の痛快評伝。

著者名:か行


『砂まみれの名将―野村克也の1140日―』(加藤弘士) 

誰もが「ノムさんは終わりだ」と思った。悪夢の辞任劇から名監督はなぜ返り咲けたのか。
阪神の指揮官を退いた後、野村克也にはほとんど触れられていない「空白の3年間」があった。シダックス監督への転身、都市対抗野球での快進撃、「人生最大の後悔」と嘆いた采配ミス、球界再編の舞台裏、そして「あの頃が一番楽しかった」と語る理由。当時の番記者が関係者の証言を集め、プロ復帰までの日々に迫るノンフィクション。


『少女葬(新潮文庫)』(櫛木理宇) 

一人の少女が壮絶なリンチの果てに殺害された。その死体画像を見つめるのは、彼女と共に生活したことのあるかつての家出少女だった。劣悪なシェアハウスでの生活、芽生えたはずの友情、そして別離。なぜ、心優しいあの少女はここまで酷く死ななければならなかったのか? 些細なきっかけで醜悪な貧困ビジネスへ巻き込まれ、運命を歪められた少女たちの友情と抗いを描く衝撃作。『FEED』改題。(解説・大矢博子)


『ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)』(窪美澄) 

高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが――。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。




著者名:さ行


『善人長屋(新潮文庫)』(西條奈加) 

善い人ばかりが住むと評判の長屋に、ひょんなことから錠前職人の加助が住み始めた。実は長屋の住人は、裏稼業を持つ“悪党”たち。差配の儀右衛門は盗品を捌く窩主買(けいずか)い。髪結い床の半造は情報屋(ねたもと)。唐吉、文吉兄弟は美人局(つつもたせ)。根っからの善人で人助けが生き甲斐の加助が面倒を持ち込むたびに、悪党たちは裏稼業の凄腕を活かし、しぶしぶ事の解決に手を貸すが……。人情時代小説の傑作!


『金春屋ゴメス(新潮文庫nex)』(西條奈加) 

競争率300倍の難関を潜り抜け、日本から江戸国へ入国を果たした大学生の辰次郎。同期入国は、元外資系金融勤務の時代劇オタク松吉(NY生まれ・24歳)&28ケ国を渡り歩いた海外旅行マニアの奈美(25歳)。奉公先は、容貌魁偉、冷酷無比、極悪非道、厚顔無恥、大盗賊も思わずビビる「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守だった! ゴメスは、辰次郎に致死率100%の疫病「鬼赤痢」の謎を追えと命じる――。第17回日本ファンタジーノベル大賞受賞


『ニューノーマル・サマー(新潮文庫nex)』(椎名寅生) 

2020年、忘れられない夏。それでも僕らは、芝居がしたかった――。
「演劇」も「青春」も、ただ一度だけ。二度とない夏が、終わる。笑って、泣いて、そして元気が出る、withコロナ青春小説。
「密です」「おまえそれ言いたいだけだろ」2020年、日常が一変したコロナの夏。俺たちは次の公演『4回転サイタマ』の準備を始めた。世間からは“不要不急”“要警戒三密指定生物”として避けられ疎まれ、“自粛”を要請されながらも、たった一度きりの今しかないこの瞬間に、青春のすべてを注ぎ込む。はたして舞台の幕は上がるのか――。劇団脚本係の“俺”と自称美少女看板女優“サリエロ”の忘れられないニューノーマル・サマーを描いた、笑いあり涙ありのウィズ・コロナ青春小説。


『関ケ原(上)(新潮文庫)』(司馬遼太郎) 

司馬遼太郎が描く「石田光成」から眼が離せない――。累計500万部超え!
現代日本の形を決めた世紀の闘い。天下分け目の決戦「関ケ原」。武将たちはいかに戦ったのか?

東西両軍の兵力じつに十数万、日本国内における古今最大の戦闘となったこの天下分け目の決戦の起因から終結までを克明に描きながら、己れとその一族の生き方を求めて苦闘した著名な戦国諸雄の人間像を浮彫りにする壮大な歴史絵巻。秀吉の死によって傾きはじめた豊臣政権を簒奪するために家康はいかなる謀略をめぐらし、豊家安泰を守ろうとする石田三成はいかに戦ったのか?


『国盗り物語(一)(新潮文庫)』(司馬遼太郎) 

貧しい油売りから美濃国主になった斎藤道三、天才的な知略で天下統一を計った織田信長。
新時代を拓く先鋒となった英雄たちの生涯。

世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「知恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取った庄九郎は、精力的かつ緻密な踏査によって、国乱れる美濃を<国盗り>の拠点と定めた! 戦国の革命児・斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守・土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察で描いた壮大な歴史物語の緒編。


『項羽と劉邦(上)(新潮文庫)』(司馬遼太郎) 

秦の始皇帝没後の動乱中国で覇を争う項羽と劉邦。
天下を制する“人望”とは何かを、史上最高の典型によってきわめつくした歴史大作。

紀元前3世紀末、秦の始皇帝は中国史上初の統一帝国を創出し戦国時代に終止符をうった。しかし彼の死後、秦の統制力は弱まり、陳勝・呉広の一揆がおこると、天下は再び大乱の時代に入る。
――これは、沛のごろつき上がりの劉邦が、楚の猛将・項羽と天下を争って、百敗しつつもついに楚を破り漢帝国を樹立するまでをとおし、天下を制する“人望”とは何かをきわめつくした物語である。


『峠(上)(新潮文庫)』(司馬遼太郎) 

映画化決定! 2022年公開予定「峠・最後のサムライ」
出演:役所広司、松たか子、仲代達矢
監督・脚本:小泉堯史

壮大な野心を藩の運命に賭して幕末の混乱期を生きた英傑の生涯!

幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷のもとへ留学するため旅に出る。


『新史 太閤記(上)(新潮文庫)』(司馬遼太郎) 

日本史上、もっともきびしい上司の下で、奇跡の出世をした男。
木下藤吉郎の智恵の冴えを描く司馬遼太郎版『太閤記』。

日本史上、もっとも巧みに人の心を捉えた“人蕩し”の天才、豊臣秀吉。
生れながらの猿面を人間的魅力に転じ、見事な演出力で次々に名将たちを統合し、ついに日本六十余州を制覇した英雄の生涯を描く歴史長編。古来、幾多の人々に読みつがれ、日本人の夢とロマンを育んできた物語を、冷徹な史眼と新鮮な感覚によって今日の社会に甦らせたもっとも現代的な太閤記である。


『花神(上)(新潮文庫)』(司馬遼太郎) 

周防の村医から一転して官軍総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげた、日本近代兵制の創始者・大村益次郎の波瀾の生涯を描く。

長州藩周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者・大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。
動乱への胎動をはじめた時世に、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積み塾頭まで進んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして長州藩へととりたてられ、歴史の激流にのめりこんでゆく。


『城塞(上)(新潮文庫)』(司馬遼太郎)

秀頼、淀殿を挑発して開戦を迫る家康。大坂冬ノ陣、夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して豊臣家滅亡の人間悲劇を描く。

「豊臣家をつぶす」――“関ケ原”から十四年、徳川家康は多年の野望を実現すべく、大坂城の秀頼・淀殿に対して策謀をめぐらす。方広寺鐘銘事件など、つぎつぎと打ち出される家康の挑発にのった大坂方は、西欧の城塞をはるかに凌ぐといわれた巨城に籠城して開戦することを決意する。大坂冬ノ陣・夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して、豊臣家滅亡の人間悲劇を描く歴史長編。


『覇王の家(上)(新潮文庫)』(司馬遼太郎) 

タヌキ親父か稀代の策士か
徳川三百年の礎を、隷属忍従のうちに築き上げた家康の素顔。

徳川三百年――戦国時代の騒乱を平らげ、長期政権(覇王の家)の礎を隷属忍従と徹底した模倣のうちに築き上げた徳川家康。三河松平家の後継ぎとして生まれながら、隣国今川家の人質となって幼少時を送り、当主になってからは甲斐、相模の脅威に晒されつつ、卓抜した政治力で地歩を固めて行く。おりしも同盟関係にあった信長は、本能寺の変で急逝。秀吉が天下を取ろうとしていた……。


『風神の門(上)(新潮文庫)』(司馬遼太郎) 

猿飛佐助の影となって徳川に立向った忍者・霧隠才蔵と真田十勇士たち。
屈曲した情熱を秘めた忍者たちの人間味あふれる波瀾の生涯。

関ヶ原の合戦によって豊臣家が大坂城にとじこめられてしまった時期、伊賀の忍者の頭領、雲隠才蔵は人ちがいで何者かに襲われたことから、豊臣・徳川の争いに次第にまき込まれてゆく。生来、いかなる集団にも属することを嫌った才蔵であったが、軍師・真田幸村の将器に惹かれ、甲賀の忍者、猿飛佐助とともに、豊臣家のために奮迅の働きをし、ついには徳川家康の首をねらうにいたる。


『胡蝶の夢(一)(新潮文庫)』(司馬遼太郎) 

巨大な組織・江戸幕府が崩壊してゆくこの激動期に、
時代が求める〝蘭学〟という鋭いメスで身分社会を切り裂いていった男たち。

黒船来航で沸き立つ幕末。それまでの漢方医学一辺倒から、にわかに蘭学が求められるようになった時代を背景に、江戸幕府という巨大組織の中で浮上していった奥御医師の蘭学者、松本良順。悪魔のような記憶力とひきかえに、生まれついてのはみ出し者として短い一生を閉じるほかなかった彼の弟子、島倉伊之助。変革の時代に、蘭学という鋭いメスで身分社会の掟を覆していった男たち。


『眠狂四郎無頼控(一)(新潮文庫)』(柴田錬三郎) 

幕閣の権力争い、邪宗の徒、大奥の秘事、悪徳豪商。
眠狂四郎推参。日本文芸史上最大最強のヒーロー。

徳川二百年の泰平が文化・文政の爛熟を生んで、人情、風俗ともに頽廃した江戸を舞台に、異端の剣客眠狂四郎を登場させ、縦横無尽の活躍を描く。ころび伴天連が大目付の娘を犯して生ませた混血特有の風貌で女をひきつけ、しかも平然と犯し、異常の剣“円月殺法”をふるって容赦なく人を斬る。
昭和31年「週刊新潮」の創刊とともに登場するや大反響をまき起した著者の代表作である。


『ボコ・ハラム―イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織―』(白戸圭一) 

世界中で無差別テロを繰り返すイスラーム国(IS)すら、殺戮の残忍さゆえに手を焼く武装組織、それがナイジェリア発のボコ・ハラムだ。ISを上回る犠牲者を出し、女性や子供に自爆を強いる残虐な手口から、史上最悪のテロ組織と言われる。彼らはいかに生まれ、拡大したのか。何が目的なのか。謎に覆われた実態に迫る。

著者名:た行


『旅のラゴス(新潮文庫)』(筒井康隆) 
※SF・ホラー・ファンタジー カテゴリベストセラー第1位(2023年8月時点)

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か? 異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。


『一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)』(土井善晴) 

日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁でよいのです。
料理研究家・土井善晴によるこの提言から、
「一汁一菜」ムーブメントは始まった――。
20万部突破の大ベストセラー、待望の文庫化!

日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁で充分。あれば漬物を添えましょう。無理のない生活のリズムを作り、心身ともに健康であるために「一汁一菜」という生き方をはじめてみませんか――。料理研究家・土井善晴による根源的かつ画期的な提言は、家庭料理に革命をもたらした。一汁一菜の実践法を紹介しながら、食文化の変遷、日本人の心について考察する。著者撮影の食卓風景も数多く掲載。(解説・養老孟司)


『戦争と平和(一)(新潮文庫)』(トルストイ/著、 工藤精一郎/訳) 

19世紀初頭、ナポレオンのロシア侵入という歴史的大事件に際して発揮されたロシア人の民族性を、貴族社会と民衆のありさまを余すところなく描きつくすことを通して謳いあげた一大叙事詩。1805年アウステルリッツの会戦でフランス軍に打ち破られ、もどってきた平和な暮しのなかにも、きたるべき危機の予感がただようロシア社交界の雰囲気を描きだすところから物語の幕があがる。




著者名:な行


『アフター・ビットコイン―仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者―』(中島真志) 

日銀出身の決済システムの第一人者が、未来の通貨として注目されるビットコインの崩壊を、その設計と運用の両面からいち早く予測。さらに仮想通貨の中核技術「ブロックチェーン」が、ゴールドマン・サックスや三菱東京UFJ銀行、そして各国の中央銀行を巻き込みながら、金融界に大革命を起こしつつある状況を鮮やかに描く。


『バブル―日本迷走の原点―(新潮文庫)』(永野健二) 

「一つの時代を見事に描き切った本書は、
永野さんにしか書けなかった総括であり、
彼自身の形を変えた自伝なのである」
IIJ社長・元財務省事務次官 勝栄二郎(解説より)
全ビジネスマン必読! なぜ「失われた20年」と呼ばれるデフレを招いたか

「危ないな」。空前の金融緩和策を柱にした「株価がすべてを解決する」経済政策「アベノミクス」に、
40年間経済記者として市場経済を見続けてきた著者は警鐘を鳴らす。
「市場は(長期的には)コントロール出来ない」からだ。その前例こそ、1980年代後半から90年代初頭に日本が経験したバブル経済である。
金融自由化・グローバル化の中、プラザ合意による円高と大蔵省・日銀主導の低金利政策のもとで、地価と株価が急上昇し、日本全体は陶酔的熱狂に浸った。
住銀、興銀、野村、山一などの銀行や証券会社と大蔵・日銀、政治家が踊り、「バブルの紳士」が暗躍したあと、大きなオマケが残った。
健全な市場経済の仕組みが機能せず、モノの価格が下がりすぎてしまうデフレという病。
そんな後遺症に至る「狂乱の時代」とはなんだったのか? 「伝説の記者」が日本資本主義のあり方にまで議論を掘り下げ、「失われた20年」の遠因を捉える〈バブル〉正史。

著者名:は行


『アッコちゃんの時代(新潮文庫)』(林真理子) 

金と力のある男の欲望を受け止めてやるのは、若く美しい女の義務なのだ。私はそれに忠実だっただけ――。「地上げの帝王」と呼ばれた不動産会社社長の愛人を経て、女優を妻に持つ有名レストランの御曹司を虜にし、狂乱のバブル期の伝説となった女性、アッコ。彼女は本当に「魔性の女」だったのか。時代を大胆に謳歌し、また時代に翻弄された女性を描く、煌びやかで蠱惑的な恋愛長編。


『あの夏の正解(新潮文庫)』(早見和真) 

「Yahoo! ニュース|本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞」ノミネート作品!

コロナ禍で甲子園が中止になった夏。
夢を奪われた選手と指導者はどう行動したのか。

「このまま終わっちゃうの?」
2020年、愛媛県の済美と石川県の星稜、強豪2校に密着した元高校球児の作家は、彼らに向き合い、“甲子園のない夏”の意味を問い続けた。退部の意思を打ち明けた3年生、迷いを吐露する監督……。パンデミックに翻弄され、日常を奪われたすべての人に送る希望のノンフィクション。文庫化に際し、新たに両校の監督を取材した追章を加筆。愛媛新聞記者・山本憲太郎氏による解説を追加した。


『暗殺国家ロシア―消されたジャーナリストを追う―(新潮文庫)』(福田ますみ) 

「ノーベル平和賞受賞」ドミトリー・ムラトフ氏率いるロシア独立紙の命がけの戦い

白昼堂々行われる射殺、ハンマーでの撲殺、そして毒殺。社会主義政権崩壊後、開かれた国になるはずだったロシアで不審死が相次いでいる。犠牲者はジャーナリストたち。彼らはメディアが政権に牛耳られる国の中で、権力批判を繰り広げる急先鋒だった──。偽りの民主主義国家内部で、今、何が起きているのか? 不偏不党の姿勢を貫こうとする新聞社に密着した衝撃のルポルタージュ。




著者名:ま行


『風と共に去りぬ 第1巻(新潮文庫)』(マーガレット・ミッチェル/著、 鴻巣友季子/訳)

アメリカ南部の大農園〈タラ〉に生まれたスカーレット・オハラは16歳。輝くような若さと美しさを満喫し、激しい気性だが言い寄る男には事欠かなかった。しかし、想いを寄せるアシュリがメラニーと結婚すると聞いて自棄になり、別の男と結婚したのも束の間、南北戦争が勃発。スカーレットの怒濤の人生が幕を開ける――。小説・映画で世界を席巻した永遠のベストセラーが新訳で蘇る!


『ゼロの焦点(新潮文庫)』(松本清張) 

「自殺した夫には、妻も知らない、もう一つの名があった──。
『点と線』と並び称される、清張初期を飾るミステリーの最高傑作!

縁談を受け、広告代理店に勤める十歳年上の鵜原憲一と結婚した禎子。本店勤めの辞令が下りた夫は、新婚旅行から戻ってすぐに、引き継ぎのため、前任地の金沢へ旅立った。一週間の予定をすぎても戻らない夫を探しに、禎子は金沢へ足を向ける。北陸の灰色の空の下、行方を尋ね歩く禎子は、ついに夫の知られざる過去をつきとめる。
戦争直後の混乱が招いた悲劇を描き、深い余韻を残す著者の代表作。


『土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―(新潮文庫)』(水上勉) 

著者は少年の頃、京都の禅寺で精進料理のつくり方を教えられた。畑で育てた季節の野菜を材料にして心のこもった惣菜をつくる――本書は、そうした昔の体験をもとに、著者自らが包丁を持ち、一年にわたって様様な料理を工夫してみせた、貴重なクッキング・ブックである。と同時に、香ばしい土の匂いを忘れてしまった日本人の食生活の荒廃を悲しむ、異色の味覚エッセーでもある――。 ※新潮文庫に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。


『楽毅(一)(新潮文庫)』(宮城谷昌光)

古代中国の戦国期、「戦国七雄」にも数えられぬ小国、中山国宰相の嫡子として生まれた楽毅は栄華を誇る大国・斉の都で己に問う。人が見事に生きるとは、どういうことかと。諸子百家の気風に魅せられ、斉の都に学んだ青年を祖国で待ち受けていたのは、国家存立を脅かす愚昧な君主による危うい舵取りと、隣国・趙の執拗な侵略だった。才知と矜持をかけ、若き楽毅は祖国の救済を模索する。


『晏子(一)(新潮文庫)』(宮城谷昌光) 

強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。気儘な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟中にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。緊迫する国際関係、宿敵晋との激突、血ぬられた政変……。度重なる苦境に晏弱はどう対処するのか。斉の存亡の危機を救った晏子父子の波瀾の生涯を描く歴史巨編、待望の文庫化。


『御巣鷹山と生きる―日航機墜落事故遺族の25年―』(美谷島邦子) 

520人の命を奪った、史上最大の航空機事故から四半世紀。遺族たちは何を思い、どう生きてきたのか。頭にやきついて離れない凄惨な現場、日航との補償交渉、理不尽な事故調査、事故が風化してしまう恐怖……。遺族会である「8・12連絡会」の事務局長が、これまでの歩みを克明に振り返った感涙の記録。


『流転の海―第一部―(新潮文庫)』(宮本輝) 

理不尽で我侭で好色な男の周辺に生起する幾多の波瀾。父と子の関係を軸に戦後生活の有為転変を力強く描く、著者畢生の大作。


『贅沢貧乏(新潮文庫)』(森茉莉) 

著者の創作の舞台裏である愛猫とふたり(?)の珍妙なアパート暮しのようすを軽妙な筆致で、自由に綴る批評的自画像。見かけだけ贅沢で、実は、内容の寒々としている現代風の生活に、侮蔑をなげつけながら、奔放豪華な夢を描く連作長編「贅沢貧乏」。ほかに、著者の目にうつる文壇をその鋭い洞察力で捉え、パロディ化した「降誕祭パアティー」「文壇紳士たちと魔利」など全5編を収録。


『お鳥見女房(新潮文庫)』(諸田玲子) 

将軍の鷹狩りの下準備をするお鳥見役には、幕府の密偵という裏の役割があった。江戸郊外、雑司ケ谷の組屋敷に暮らす矢島家は、当主が任務のため旅立ち、留守宅を女房・珠世が切り盛りしている。そんな屋敷に、ある日、子だくさんの浪人者が押しかけて来て……さまざまな難題を持ち前の明るさと機転で解決していく珠世。その笑顔と大家族の情愛に心安らぐ、人気シリーズ第一作。(解説・向田和子)

著者名:や行


『大家さんと僕』(矢部太郎) 

1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥(渋い!)、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている……。一緒に旅行するほど仲良くなった大家さんとの“二人暮らし”がずっと続けばいい、そう思っていた――。泣き笑い、奇跡の実話漫画。


『季節のない街(新潮文庫)』(山本周五郎) 

“風の吹溜まりに塵芥が集まるようにできた貧民街”で懸命に生きようとする庶民の人生。――そこではいつもぎりぎりの生活に追われているために、虚飾で人の眼をくらましたり自分を偽ったりする暇も金もなく、ありのままの自分をさらけだすしかない。そんな街の人びとにほんとうの人間らしさを感じた著者が、さまざまなエピソードの断面のなかに深い人生の実相を捉えた異色作。


『思わず考えちゃう』(ヨシタケシンスケ) 

大人も子どもも、それ以外も、「考えすぎちゃう」すべての人へ――。「自由って何?」「子どもに優しくできないよ」「あれは人生の無駄?」「他人のストローの袋が気になる」「明日、すごいやる気を出す方法」等々。絵本作家ヨシタケシンスケの、読むとクスッとしてホッとしてちょっとイラッとする、スケッチ解説エッセイ! 新感覚。楽しくて、グッとくるイラスト、100点以上、収録! ※当電子版は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご了承ください。


『漂流(新潮文庫)』(吉村昭) 

江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説。

 
『羆嵐(新潮文庫)』(吉村昭)

「クマだ」、男の口から、低い声がもれた……。
村を阿鼻叫喚のどん底に陥れた凶暴な肉食獣!
実際の事件を基に、その恐怖を再現する。

北海道天塩山麓の開拓村を突然恐怖の渦に巻込んだ一頭の羆の出現! 
日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月に起った。冬眠の時期を逸した羆が、わずか2日間に6人の男女を殺害したのである。鮮血に染まる雪、羆を潜める闇、人骨を齧る不気味な音……。自然の猛威の前で、なす術のない人間たちと、ただ一人沈着に羆と対決する老練な猟師の姿を浮彫りにする、ドキュメンタリー長編。

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